【秋の奈良公園|関西おでかけスポット】鹿さん&紅葉みながらぶらぶら散歩も、文化遺産巡りも!

奈良東大寺前

秋だ!そうだ!奈良行こう!

奈良公園

なんだかどこかで聞いたようなコピーのようになってしまいましたが・・(汗)ともあれ、やっぱり秋といえば古都・奈良。
そして奈良の観光名所といえばここ!というくらいお馴染み「奈良公園」は古都奈良の顔ともいえる場所。

一般的に知られている奈良公園は660ヘクタールの広大な地域にまたがり、貴重な歴史的文化遺産を包蔵する東大寺、興福寺、 春日大社、保存のための文化施設である国立博物館、正倉院など数々の社寺や文化施設が隣接し見どころ満載!

奈良公園

そしてなんといっても!!

国の天然記念物にも指定されている愛嬌たっぷりで表情豊かな野生の鹿さんたちと、あちこちで出合えます。

奈良公園の鹿

今回はそんな奈良をひとまず入園料や参拝料など含め無料の範囲で(!笑)のんびり散歩してみました。

【猿沢池】観光客&地元のおじいちゃん、おばあちゃん、亀ものんびり

猿沢池

奈良八景の一つに数えられる猿沢池は、周囲360m、今も変わらぬ絵はがきの画題にもなっている名勝。興福寺五重塔と揺れる柳が水面に映える奈良公園の代表的なスポット。のんびり甲羅干しする亀たちや、すいすい浮かぶ鳥たちもいます。あえて行く、というよりも、ならまちを訪れるついでなどに通り過ぎることもできます。

猿沢池(さるさわいけ)とは

興福寺が行う「放生会」の放生池として、天平21年(749年)に造られた人工池である。放生会とは、万物の生命をいつくしみ、捕らえられた生き物を野に放つ宗教儀式である。
現在、猿沢池園地として整備され、市街地に近いこともあって市民の憩いの場となっている。

出典:Wikipedia

池の周りにはベンチもあって、ランチをしたりお茶をしたり、ゆったり池を眺める地元の方の姿も。

【興福寺の伽藍】奈良のシンボルタワー的存在といえば!五重塔

奈良興福寺

古都奈良を象徴する塔、五重塔(写真右)と東金堂(写真左)は共に国宝。凛とした佇まいが荘厳な雰囲気で大勢の観光客がその姿をカメラにおさめていらっしゃいました。

ちなみに塔は仏教の祖釈迦の舎利(しゃり)(遺骨)をおさめる墓標。東金堂の堂内には本尊薬師如来像をはじめとする多くの国宝や重要文化財にもなっている仏像が安置されています。

【春日野園地】広々とした芝生の上で鹿と走り回ったり、お弁当を広げたり

奈良公園の中で最も広く見渡せる場所がこちら、春日野園地。

春日野

山と空が一体となった抜け感が気持ちいい!東に若草山、北西に東大寺大仏殿、西に東大寺南大門を望むぜいたくな芝生広場。イベントが行われたり、遠足に訪れたキッズたちのお弁当を広げる場としても。

春には桜、秋には紅葉も楽しめる絶景スポット。

春日野園地鹿

出典:http://nara-park.com/annnai2_5.html

【春日大社】世界遺産、春日大社へ参拝するならこちらへ、そんな鹿さんの表情

春日野大社

さすが春日大社前、神様の使いだけあって、まるで案内してくれるかのような表情の鹿。 鹿が神の使いとされる理由は、春日大社に祭られている武甕槌命(たけみかづちのみこと)が奈良の地に白鹿に乗ってきたとされるからだそう。

なので鹿たちは神の使い、天然記念物だけあって、信号などの人間界のルールなどには従いません!(でも、横断歩道を渡るのはとっても賢い気がします)

鹿横断歩道渡る

ちなみに春日大社へのお参りは500円。1000年の歴史をもち、由緒あるお社だけあって朱塗りの社殿は圧巻。気になる方はぜひ参拝を。

【東大寺】修学旅行、遠足といえばここ!大きな大仏さまがあるお寺

東大寺南大門

観光客や修学旅行?遠足の学生さん、鹿さんでいっぱい。みんなが集う場所といえばこちら、国宝でもある東大寺の南大門。ご存知奈良の大仏さまはもちろん、教科書レベルで有名な金剛力士像なども拝める場所です。

東大寺 南大門について

天平創建時の門は平安時代に大風で倒壊した。現在の門は鎌倉時代、東大寺を復興した重源上人(ちょうげんしょうにん)が再建したもので、今はない鎌倉再建の大仏殿の威容を偲ばせる貴重な遺構である。正治元年(1199)に上棟し、建仁3年(1203)には門内に安置する仁王像とともに竣工した。入母屋造、五間三戸二重門で、ただ下層は天井がなく腰屋根構造となっている。また屋根裏まで達する大円柱18本は、21mにも及び、門の高さは基壇上25.46mもある。大仏殿にふさわしいわが国最大の山門である。

仁王像二体は、昭和63年から5年間にわたって全面解体修理が行われ、天平創建期から向かい会って立っていたことや、山口県で伐採された木材が、約1年程で搬送され、古文書の記述通り、ほぼ70日間で二体同時進行で、造像されたことも証明された。

華厳宗大本山 東大寺 HPより

鹿と就学旅行生

大勢の修学旅行生がこちらで集合しています。鹿さんたちも集っています。お土産屋さんはもちろん、軽食を販売するお店も軒を連ねます。お気に入りの奈良名物をぜひゲットしてください!

奈良東大寺前

【考察】鹿たちはなぜ鹿煎餅屋を襲撃しないのか

鹿せんべい屋

しかし、不思議なのは鹿煎餅屋さんと鹿たちの距離感。

観光客が鹿煎餅をあげまくり、鹿たちはあちこちで、ぶんぶん首を振ってお辞儀をしたり(服をひっぱったり 笑)して食べまくっている風景を見ますが、鹿煎餅屋さんが襲われないというのはなかなかの謎です・・。

鹿たちが集団で襲えば、「食べ放題」も夢ではありません。ということはきっとグルなのでは・・・?煎餅屋が儲けるため、手下として懸命に働いているのではないか・・そんな妄想にかられる方も多いのではないでしょうか。

ちなみに諸説あるようです。(個人の想像含む)

1、鹿煎餅屋とグルである。仕事が終わると「おつかれさま~」など言いながら解散

2、鹿煎餅屋を襲うとおばさんにこっぴどく怒られることを熟知している

3、鹿煎餅屋とタッグを組んで奈良観光を盛り上げるべく協力している

が!!!

現実は日々、鹿煎餅屋さんのおばちゃんたちと鹿たちの攻防が繰り広げられている模様。

奈良のシカと販売所の間では、“目に見えない戦い”が、日々繰り広げられている。

油断は禁物

鹿せんべいを販売して10年という60代の女性は「シカは思った以上に利口。油断すると(鹿せんべいを)持っていかれる」と話し、周囲に目を光らせる。

観光客の多い休日は、シカは販売所の近くに寄ってはきても、並べられている鹿せんべいに手を出すことはない。ところが、観光客が少ない平日、鹿せんべいがもらえずに空腹になると、売り物を狙い出すという。

販売員が所属する奈良公園行商組合の井中重信組合長(74)は「シカのふんをほうきで掃こうとして背を向けた一瞬に盗られた、という話をよく聞く。人の目が離れる瞬間を狙っているのではないか」と話す。実際、経験の浅い販売員が狙われることが多く、慣れないうちは「シカが怖い」と話す人もいるという。

産経WESTより抜粋

それでも、やっぱりかわいい鹿さんたちなのです

鹿と紅葉

鹿煎餅を持っている観光客に近づき、ペコリペコリお辞儀をしては煎餅を必死で欲しがる姿に目を細める観光客の姿をよく見かけます。みんなにこにこ。

ただし、人相?鹿相?をよく見極めないと襲われたり、集団で服を引っ張られよだれまみれにされることも(!)小さな鹿や女鹿だとそこまで気性は激しくないように思われますが、いろんな意味で鹿煎餅をあげるなら単体で移動している鹿が個人的には狙いめ。

鹿注意書き

見ためはおっとりとカワイイですし、実際とってもかわいいのですが、くれぐれも「野生の生き物」である、ということを念頭において撫でたりしてあげてくださいね。

【追加NEWS】ホルンが鳴り響く!飛火野で「鹿寄せ」12/1~スタート!

鹿寄せ

出典:鹿寄せ

古都・奈良の冬の風物詩「鹿寄せ」が1日、奈良公園で始まりました。

春日大社境内の飛火野にホルンの音色が響きわたると鹿たちが一斉に駆け寄り、好物のドングリを貰って大喜び。たくさんの鹿との触れ合いが楽しめるとあって訪れた人も楽しそう。
この「鹿寄せ」は、寒くなり鹿たちのエサが少なくなるこの時期に毎年行われる恒例行事で、明治時代から続けられているそうです。

「鹿寄せ」は14日まで行われるようなので気になる方はぜひ!(11日は、マラソン大会が開かれるため、行われないそうです)

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最後に>
奈良といえば、な場所をあえてご紹介してしまいましたが、広い奈良公園を散歩するだけでもかなりの距離。春には桜、秋には紅葉と見所もある上に、ならまちまで行けばおしゃれなカフェやランチができる場所も。写真は散歩途中で見かけた寒い冬の風物詩、焼き芋屋さんです。人力車もあちらこちらで見かけることもできます(乗って案内してもらうことも)

楽しい思い出づくりをぜひ、美しい古都・奈良で。

奈良公園焼き芋

データ ==================

奈良公園

奈良県奈良市雑司町469
散策自由、無料

■公式URL:http://nara-park.com/

アクセス =================

バス・電車でのアクセス

車でのアクセス

※アクセス詳細→http://www.nara-access-navi.com/

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ABOUTこの記事をかいた人

ボノコ

おでかけ好き。焼いてるパンの匂いが好き。ほかほかダシの香りの卵焼きが好き。何より、写真が好き。 …って、おいっ!子どもはって!!??いえいえ、子どもは「好き」なんて次元じゃないんですって!!好きも嫌いも超越してるんです、ええ。 主におでかけ記事とグルメ担当。